2026.9/7_自社施工と外注施工の違い。お客様の立場から考える清掃会社の選び方
「清掃をお願いしたいけれど、どの清掃会社に頼めばいいのか分からない」
「見積もりは安いけれど、本当にきちんと清掃してくれるのだろうか?」
「契約した会社とは違う人が現場に来たけれど、大丈夫なのだろうか?」
清掃会社を選ぶとき、このような疑問を感じたことはありませんか?
清掃業者を選ぶ際には、料金やサービス内容、実績など、さまざまな比較ポイントがあります。
その中でも、意外と確認されていないのが、
「実際に清掃作業をするのは誰なのか?」
という点です。
清掃会社には、大きく分けて「自社施工」を行う会社と、「外注施工」を活用する会社があります。
もちろん、外注施工が悪いということではありません。
人員を確保しやすい、専門業者と連携できる、繁忙期にも対応しやすいなど、外注には外注のメリットがあります。
一方で、お客様から見ると、契約した会社と実際に作業する会社が異なることで、意思疎通や品質管理などについて確認しておきたいポイントもあります。
そこで今回は、清掃を依頼するお客様の立場から、
「自社施工と外注施工では何が違うのか」
を分かりやすく解説します。
そして最後に、私たち報徳ビルメンテナンス株式会社が、なぜ「100%自社施工」にこだわっているのかについてもお伝えします。
目次
- そもそも「自社施工」と「外注施工」とは?
- 自社施工のメリット
- 外注施工のメリット
- お客様にとって重要なのは「誰が作業するか」
- 自社施工と外注施工の違い① 品質
- 自社施工と外注施工の違い② 要望の伝わり方
- 自社施工と外注施工の違い③ 責任の所在
- 自社施工と外注施工の違い④ 現場対応力
- 自社施工と外注施工の違い⑤ 継続的な品質管理
- 「安い業者」より「安心して任せられる業者」
- 清掃は「作業」ではなく「建物を守る仕事」
- 報徳ビルメンテナンスが100%自社施工にこだわる理由
- 清掃会社を選ぶときに確認してほしい5つの質問
- まとめ
1. そもそも「自社施工」と「外注施工」とは?
まず、「自社施工」と「外注施工」の違いについて簡単に説明します。
自社施工とは
自社施工とは、清掃を依頼した会社のスタッフが、実際の清掃作業まで行うことです。
例えば、A社にオフィス清掃を依頼した場合、A社の社員やスタッフが現場に来て、清掃を行います。
お客様から見れば、
契約する会社=作業する会社
という関係になります。
そのため、現場での要望や注意事項などを、作業するスタッフと直接共有しやすいことが特徴です。
外注施工とは
一方、外注施工とは、清掃を受注した会社が、実際の清掃作業を別の会社や個人事業主などに依頼する形です。
例えば、
「お客様 → A社 → B社 → 清掃スタッフ」
という形になります。
A社がお客様との窓口になり、実際の清掃はB社が担当するという仕組みです。
外注そのものが悪いわけではありません。
実際、清掃業界では専門業者との協力体制を活用している会社もあります。
重要なのは、
「その仕組みがお客様にとってどのような違いを生むのか」
ということです。
2. 自社施工のメリット
自社施工には、お客様にとっていくつかのメリットがあります。
代表的なのは、
- 品質管理がしやすい
- 要望を伝えやすい
- 責任の所在が分かりやすい
- 現場対応がしやすい
- 継続的な改善がしやすい
といった点です。
特に大きいのが、
「契約した会社の人が、自分たちの責任で清掃する」
という分かりやすさです。
例えば、
「ここは汚れやすいので、少し重点的にお願いします」
「この場所はお客様がよく通るので、丁寧に仕上げてほしい」
「前回よりここを改善してほしい」
といった細かな要望を、現場スタッフと共有できます。
清掃は、単純に決められた作業を繰り返せばよい仕事ではありません。
建物の使われ方や汚れ方は、現場によって違います。
だからこそ、現場を理解している人が継続して関わることが重要になります。
3. 外注施工にもメリットはある
ここで誤解していただきたくないのは、
「外注施工=悪い」ではない
ということです。
外注施工にもメリットがあります。
例えば、受注会社が自社だけでは対応できない規模の仕事を受ける場合、協力会社と連携することで大きな現場にも対応できます。
また、専門性の高い作業について、その分野を得意とする会社に依頼することで、対応できる仕事の幅を広げられる場合もあります。
人員が不足しているときでも、外部のスタッフを活用することで柔軟に対応できる場合があります。
つまり、
外注施工は、清掃会社にとって便利な仕組みでもあります。
ただし、お客様の立場から考えた場合には、確認しておきたいことがあります。
それが、
「自分が契約している会社は、実際にどこまで責任を持って現場を管理しているのか?」
ということです。
4. お客様にとって重要なのは「誰が作業するか」
清掃を依頼するとき、多くのお客様は、
「いくらですか?」
「何時間作業しますか?」
「どんな清掃をしてくれますか?」
という部分を確認します。
もちろん、これらは大切です。
しかし、もう一つ確認していただきたいことがあります。
それが、
「実際に作業するのは誰ですか?」
という質問です。
例えば、契約時に担当者から、
「丁寧に清掃します」
「細かいところまで対応します」
「何かあればすぐ対応します」
と言われたとします。
ところが、実際の現場では別の会社のスタッフが作業している。
そのスタッフに契約時の細かな話が十分に伝わっていなかった。
こうなると、お客様が期待していたサービスと、実際の清掃内容にズレが生じる可能性があります。
清掃は「人」が行う仕事です。
だからこそ、
誰が作業するのか
は、非常に重要なポイントなのです。
5. 自社施工と外注施工の違い①「品質」
最も気になるのが「品質」ではないでしょうか。
清掃会社に依頼する以上、
「きれいになること」
は当然期待されることです。
しかし、実際には清掃品質にはばらつきがあります。
同じ床清掃でも、
- 洗剤の選び方
- 希釈方法
- 汚れの見極め
- 道具の使い方
- 作業手順
- 拭き上げ
- 仕上がりの確認
によって結果は変わります。
特に定期清掃では、
毎回同じような品質を維持できるか
が重要です。
自社施工の場合、会社として作業基準を決め、それを自社スタッフに教育していくことができます。
また、作業後に問題があれば、
「なぜこうなったのか」
を社内で確認し、次回の作業に反映できます。
一方、外注の場合は、受注会社と実際の作業会社の間に管理の工程が入ります。
もちろん、しっかり管理されている会社もあります。
しかし、構造上、品質管理が一段階間接的になることは理解しておく必要があります。
6. 自社施工と外注施工の違い②「要望の伝わり方」
清掃では、お客様からいただく細かな要望が非常に重要です。
例えば、
「玄関周りは特にきれいにしてほしい」
「トイレの臭いが気になる」
「受付周辺はお客様が見るので丁寧にしてほしい」
「この床だけ汚れが目立つ」
などです。
こうした情報は、作業指示書だけでは十分に伝わらないことがあります。
現場を見て初めて分かることもあります。
自社施工の場合、担当スタッフが直接お客様の要望を聞いたり、現場責任者に共有したりすることができます。
さらに、継続して同じ現場に入ることで、
「この建物はここが汚れやすい」
「この時間帯は人の出入りが多い」
「この部分は以前から気になっている」
といった現場固有の情報が蓄積されます。
これは、継続的な清掃品質を維持するうえで大きな意味があります。
7. 自社施工と外注施工の違い③「責任の所在」
お客様にとって、非常に重要なのが「何か問題が起きたとき」です。
例えば、
「清掃後に床の仕上がりが気になる」
「お願いしていた箇所が清掃されていない」
「作業方法について確認したい」
ということがあったとします。
このとき、
「担当者に確認します」
「施工会社に確認します」
「協力会社に確認してから回答します」
という流れになると、どうしても時間がかかる場合があります。
一方、自社施工であれば、作業したスタッフや現場責任者に直接確認できます。
もちろん、自社施工だから問題が絶対に起きないわけではありません。
大切なのは、
問題が起きたときに、誰が責任を持って対応するのかが明確であること
です。
清掃会社を選ぶときには、
「万が一、仕上がりに問題があった場合、どのように対応しますか?」
と聞いてみるのもよいでしょう。
8. 自社施工と外注施工の違い④「現場対応力」
建物は、毎回同じ状態ではありません。
例えば、
「今日は来客が多かった」
「雨が降って床がかなり汚れている」
「飲食店で油汚れがいつもよりひどい」
「エアコンから水が漏れている」
「トイレの臭いが強くなった」
など、現場ではさまざまなことが起こります。
こうした変化に気づけるのは、実際に現場にいるスタッフです。
そして、気づいたことを会社に報告し、必要に応じてお客様にお伝えする。
これができる清掃会社は、単に「掃除をする会社」ではありません。
建物の状態を見守る会社
になります。
私たち報徳ビルメンテナンスが目指しているのも、まさにこの部分です。
「清掃をしてください」
と言われたから清掃する。
それだけではなく、
「何か困っていることはありませんか?」
「建物の状態に変化はありませんか?」
という視点を持って現場に入る。
それが、お客様のパートナーとしての清掃会社だと考えています。
9. 自社施工と外注施工の違い⑤「継続的な品質管理」
清掃で難しいのは、
「一度きれいにすること」ではなく、「きれいな状態を維持すること」
です。
例えば、床を一度ピカピカにすることはできても、数週間、数カ月後にまた汚れてしまえば意味がありません。
大切なのは、
「なぜ汚れるのか?」
「どこが汚れやすいのか?」
「どの頻度で清掃すればよいのか?」
を考えることです。
自社スタッフが継続して現場を見ることで、
「前回より汚れが増えている」
「この部分は傷み始めている」
「清掃頻度を変えたほうがよい」
といった変化にも気づきやすくなります。
つまり、自社施工は単に「外注していない」という話ではありません。
現場の情報を会社に蓄積し、次のサービス改善につなげやすい仕組み
でもあるのです。
10. 「安い業者」より「安心して任せられる業者」
清掃会社を選ぶとき、
「一番安い会社にしよう」
と考えるのは自然なことです。
会社経営をされている方であれば、できるだけ経費を抑えたいでしょう。
しかし、清掃の場合は、
「料金だけ」で判断するのはおすすめできません。
なぜなら、清掃の品質が低下すると、結果として別のコストが発生する可能性があるからです。
例えば、
- 汚れが蓄積する
- 床材が傷む
- 建物の印象が悪くなる
- 従業員や来訪者から不満が出る
- 清掃し直す必要が出る
- 管理担当者の負担が増える
などです。
そのため、
「月額いくらなのか」
だけではなく、
「その金額で、何をどこまでやってくれるのか」
を見ることが重要です。
価格、品質、対応力、報告体制などを総合的に比較することが大切です。
11. 清掃は「作業」ではなく「建物を守る仕事」
私たちは、清掃を単なる「掃除」とは考えていません。
清掃には、
建物をきれいにすること
だけではなく、
建物を大切に使い続けること
という役割があります。
例えば床。
汚れを放置してしまえば、簡単な清掃では落としにくくなる場合があります。
そこで強い洗剤や機械を使って無理に落とそうとすると、素材を傷めてしまう可能性もあります。
だからこそ、
「汚れてから落とす」
のではなく、
「汚れにくい状態をつくる」
という考え方が重要です。
これは床だけではありません。
エアコン、換気扇、ガラス、トイレ、厨房、カーペット、マンション共用部など、建物にはさまざまな場所があります。
それぞれに適した清掃方法があります。
だから私たちは、
「決められた場所を決められた方法で掃除する」
だけではなく、
「この建物にとって、今何が必要なのか」
を考えるようにしています。
12. 報徳ビルメンテナンスが100%自社施工にこだわる理由
私たち報徳ビルメンテナンス株式会社は、
100%自社施工
にこだわっています。
それは、外注施工を否定しているからではありません。
一番の理由は、
「お客様からいただいた仕事を、自分たちの手で最後まで責任を持ちたい」
と考えているからです。
清掃の仕事は、契約書を交わした時点で終わりではありません。
実際に現場へ行き、
建物を見て、
汚れを確認し、
作業を行い、
仕上がりを確認する。
そして、お客様からいただいたご意見を次の作業に反映する。
この積み重ねが、信頼につながると考えています。
私たちは、
「仕事を受けた会社とは別の会社が清掃する」
という形ではなく、
お客様から直接いただいた仕事を、
私たち自身の手で行う。
そこに責任を持ちたいと思っています。
もちろん、自社施工だからすべて完璧というわけではありません。
人間が行う仕事ですから、時には至らないこともあるかもしれません。
だからこそ、何かあればきちんと向き合う。
ご指摘をいただいたら改善する。
そして、次回はもっと良い仕事をする。
その姿勢を大切にしています。
13. 清掃会社を選ぶときに確認してほしい5つの質問
最後に、清掃会社を選ぶ際にぜひ確認していただきたい質問をご紹介します。
質問①「実際に清掃するのは御社のスタッフですか?」
まず聞いてみてください。
「自社施工ですか?」
「外注施工ですか?」
これは決して失礼な質問ではありません。
お客様が安心して仕事を任せるために必要な確認です。
質問②「担当者は現場を見ていますか?」
見積もりだけで判断するのではなく、実際に現場を見てから提案してくれる会社がおすすめです。
建物の広さだけでは、必要な清掃内容は判断できません。
汚れ方、利用人数、床材、設備、営業時間などを確認したうえで提案してくれる会社を選びましょう。
質問③「問題があった場合、誰が対応しますか?」
清掃後に気になるところがあった場合、
「誰に言えばいいのか」
「どのように対応してくれるのか」
を確認しておきましょう。
対応窓口が明確な会社は安心です。
質問④「清掃後の報告はありますか?」
定期清掃の場合は、作業した内容が分かるようになっているかも重要です。
写真付きの報告や作業報告などがあれば、管理する側も状況を把握しやすくなります。
質問⑤「清掃以外の相談にも乗ってくれますか?」
最後に、ぜひ確認していただきたい質問です。
例えば、
「最近トイレの臭いが気になる」
「エアコンの汚れが気になる」
「床のワックスが剥がれてきた」
「換気扇の汚れがひどい」
「マンション共用部の美観を維持したい」
など。
こうした相談に対して、
「それは別の業者です」
で終わるのではなく、
「一度現場を見てみましょう」
と言ってくれる会社なら、長く付き合える可能性があります。
14. まとめ
自社施工と外注施工には、それぞれメリットとデメリットがあります。
外注施工だから悪い、自社施工だから絶対に良い、という単純な話ではありません。
大切なのは、
「お客様が安心して建物を任せられる体制になっているか」
です。
清掃会社を選ぶときには、
- 誰が実際に作業するのか
- 品質管理をどう行っているのか
- 要望が現場に伝わる仕組みがあるのか
- 問題が起きたとき誰が対応するのか
- 継続的に建物を見てもらえるのか
という点にも目を向けてみてください。
私たち報徳ビルメンテナンス株式会社は、
「きれいにする。その先まで、支える。」
という思いを大切にしています。
清掃をすることは、私たちにとってゴールではありません。
お客様が安心して仕事を続けられること。
従業員の皆さまが気持ちよく働けること。
お客様や患者様、来訪者の方が気持ちよく建物を利用できること。
そして、大切な建物をできるだけ長く、良い状態で使っていただくこと。
そのために、私たちは清掃のプロとして現場に向き合っています。
だからこそ、
「仕事を受けた会社とは別の誰かに任せる」のではなく、私たち自身が現場に立つ。
100%自社施工という形にこだわっています。
清掃についてお困りのことがありましたら、
「こんなことでも相談していいのかな?」
という段階でも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。
清掃だけではなく、建物に関する「困った」を一緒に考える。
それが、私たち報徳ビルメンテナンスの目指している仕事です。
東村山市で「建物のことなら、まず報徳に相談」と言っていただける会社を目指して。
これからも、一つひとつの現場に責任を持って取り組んでまいります。
※ 監修・執筆:報徳ビルメンテナンス株式会社 代表 中村 宗徳
清掃・ビルメンテナンス業務に携わり、店舗・オフィス・クリニックなどの清掃、建物メンテナンスに関する現場経験をもとに、お客様に役立つ情報を発信しています。

