1.エアコン関係でお困りのお客様

1)エアコンをつけたら、変な臭いがする場合

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 (1)臭いの主な原因

 ①カビと雑菌の繁殖: 冷房や除湿を使うと、エアコン内部で結露(水分)が発生します。この湿気とホコリが混ざることで、カビや雑菌が爆発的に繁殖し、「酸っぱい臭い」や「カビ臭さ」を放ちます。

 ②ホコリの蓄積: フィルターや内部の熱交換器(アルミフィン)にホコリが溜まり、それがニオイの温床になります。

 ③生活臭の吸い込み: 料理の油煙、タバコの煙、ペットのニオイ、人間の汗など、部屋に漂う生活臭を吸い込み、内部の部品に染み付いてしまうことも原因です。

 (2)すぐにできる対策と予防

 まずはご自身でできる応急処置と日常のメンテナンスをお試しください。

 ①家庭用ルームエアコンの場合:【応急処置】窓を開けて「最低温度」で10分運転 部屋の窓を全開にした状態で、冷房を「最低温度(16℃など)」かつ「強風」で10分ほど運転させます。フルパワーで稼働させることで内部に大量の結露水が発生し、熱交換器に付着した軽いニオイ成分や汚れをドレンホースから外へ洗い流してくれます。

 ②フィルターのこまめな掃除 2週間に1回を目安に、フィルターを外してホコリを掃除機で吸い取りましょう。汚れがひどい場合は水洗いし、完全に陰干しして乾燥させてから戻します。

 ③使用後の「送風運転」で内部を乾燥 冷房や除湿を使った後は、エアコン内部が濡れています。電源を切る前に1〜2時間ほど「送風運転」を行い、内部をしっかり乾燥させることでカビの繁殖を防げます(リモコンに「内部クリーン」機能があれば、常にONにしておくのがおすすめです)。

 ※注意 市販のエアコン洗浄スプレーは、洗い流しきれなかった洗剤成分がカビの新たな栄養源となり、かえって臭いや汚れを悪化させてしまうリスクがあるため、あまり推奨できません。

 上記の対策を行っても風の吹き出し口から強い悪臭がする場合や、中を覗いて黒い点々(カビ)がびっしり付いている場合は、ご自身で落とすのは困難です。

 その際は、弊社にお任せください。エアコンをパーツ毎に分解し臭いの元となる汚れを徹底洗浄致します。

2)エアコンから水が垂れてくる

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(1)水漏れが起きる主な原因

 水漏れの主な原因と対策は家庭用ルームエアコンと業務用エアコンで異なります。

(2)家庭用ルームエアコンの場合

 ①ドレンホースの詰まり(最も多い原因)エアコン内部で発生した結露水を外へ排出するための管(ドレンホース)に、ホコリ、カナブンなどの虫、カビが混ざったヘドロが詰まり、水が逆流して室内側に溢れ出ている状態です。

 ②フィルターや内部の極度な汚れフィルターがホコリで目詰まりしていると、空気がうまく循環せず、エアコン内部が必要以上に冷えて大量の結露が発生します。その結果、水をキャッチする受け皿(ドレンパン)の容量を超えてしまい、水漏れにつながります。

 ③本体の傾き・部品の劣化取り付け時の不備や地震などで室内機が傾いていると、水がうまく排出されません。また、ドレンパン自体が劣化してひび割れているケースもあります。

 ※ 家庭用ルームエアコンの水漏れ対応方法

 ①ドレンホースの詰まりの場合は、ホームセンター等で販売している「ドレン用サンクションポンプ」を使い、注射器の要領でドレンホースの詰まりを解消します。

 ②フィルター汚れによる場合は、2週間に1回を目安に、フィルターを外してホコリを掃除機で吸い取りましょう。汚れがひどい場合は水洗いし、完全に陰干しして乾燥させてから戻します。

 ③本体の傾き・部品の劣化取り付け時の不備や地震などで室内機が傾いている場合は、弊社にお任せ下さい。

 フィルターを掃除し、ドレンホースの詰まりも無いのに水が垂れてくる場合は、エアコン内部の部品(熱交換器やドレンパン)の不具合の可能性が高いため、専門業者による点検やクリーニングが必要です。

(3)業務用エアコンの場合

 業務用エアコン(特に天井カセット型や天井吊り形)の水漏れは、家庭用エアコンとは少し異なる「水を汲み上げる仕組み」が原因で起こることがほとんどです。

 家庭用エアコンは高低差を利用して水を自然に外へ流しますが、天井に埋め込まれている業務用エアコンは、一度内部のポンプで結露水を上へ汲み上げてから配管に流す構造になっています。そのため、このポンプ周りのトラブルが水漏れに直結します。

 主な原因は以下の4つに分けられます。

 ①ドレンパンの詰まり(スライムの発生)

 最も多い原因です。エアコン内部で発生した結露水を受け止めるお皿(ドレンパン)に、ホコリと水分が混ざって「スライム」と呼ばれるゼリー状のカビ・雑菌の塊が発生します。これが排水口を塞いでしまい、行き場を失った水が本体からポタポタと溢れ出してしまいます。

 ②ドレンポンプ(排水ポンプ)の故障

 結露水を汲み上げるための「ドレンポンプ」自体が寿命やモーターの焼き付きで動かなくなるケースです。また、水位を感知してポンプを動かす「フロートスイッチ」という部品が、汚れによって固着し、水が溜まっているのにポンプが作動しなくなることもあります。

 ③フィルターの極度な目詰まり

 店舗やオフィスなどでは、ホコリや油煙を大量に吸い込みます。フィルターが目詰まりすると空気がうまく循環せず、エアコン内部が必要以上に冷えすぎてしまいます。その結果、内部の部品が凍結し、それが溶けた時に大量の水が発生してドレンパンの容量を超えてしまいます。

 ④配管の断熱不良(結露)

 エアコン本体から水が垂れているのではなく、天井裏を通っている排水パイプ(ドレン配管)の断熱材が経年劣化で剥がれ、冷たいパイプの表面に結露が発生しているケースです。天井のボードにシミができている場合は、配管側のトラブルが疑われます。

 ※ 業務用エアコンの水漏れ対応方法

 業務用エアコンは構造が複雑で電圧も高いため、ご自身で内部を分解して直すのは大変危険です。以下の手順で応急処置を行ってください。

 ①すぐに運転を停止する そのまま稼働させると水が溢れ続け、真下にあるパソコンや商品、お客様の荷物を水浸しにする二次被害につながります。まずは電源を切ってください。

 ②フィルターの掃除 もしフィルターがホコリで真っ白に塞がっている場合は、掃除機で吸い取るか水洗いをして乾燥させてみてください。空気の循環不足が原因であれば、これで一時的に改善することがあります。

 ③専門業者へ修理・洗浄を依頼する フィルターを掃除しても水漏れが直らない場合は、内部のポンプ故障かスライムによる詰まりが濃厚です。

 弊社にご連絡ください。迅速にご対応致します。

 ※ 予防のポイント

 飲食店や美容室など、油やスプレー類をよく使う環境ではスライムが非常に発生しやすくなります。定期的なフィルター清掃と、年1〜2回の業者による分解洗浄(オーバーホール)を行うことが、最も確実な水漏れ予防策です。

3)エアコンのリモコンが点滅して動かなくなった

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 リモコンの運転ランプが点滅しているのは、エアコン本体が何らかの異常を検知し、これ以上動かすと危険・または破損の恐れがあるため、安全装置を働かせて「強制停止」しているサインです。

 まず一番に確認していただきたいのは、リモコンの液晶画面に表示されている「英数字のエラーコード(例:A3、U4、E0など)」です。

 (1)点滅(異常停止)の原因

  •  排水トラブル(エラー例:A3など): 内部に結露水が溜まりすぎ、これ以上動かすと水漏れを起こすためセンサーが作動した状態。業務用エアコンの停止原因として非常に多いです。
  •  通信エラー(エラー例:U4など): 室内機と室外機の間で信号のやり取りができなくなっている状態。基板の不具合や落雷などの影響が考えられます。
  •  フィルターの極度な目詰まり: ホコリで空気が吸えず、モーターに過剰な負荷がかかっている。
  •  センサーや室外機のファン故障: 温度センサーの断線や、室外機のファンが回らなくなっている状態。

 (2)いますぐに試すべき対策(リセット手順)

 一時的なシステムのエラー(パソコンのフリーズのような状態)であれば、「ブレーカーを落としてリセットする」ことで復旧するケースがあります。修理業者を呼ぶ前に、以下の手順を試してみてください。

 ①エラーコードをメモする:修理依頼時に必ず必要になります。

 液晶画面に表示されている英数字を必ず書き留めてください(※メーカーによっては「点検」ボタンを押すと表示されます)。

 ②リモコンの電源をオフにする:

 運転ボタンを押し、一旦リモコン上の電源を切ります。

 ③エアコンのブレーカーを落とす:基板の電気を完全に抜く。

 分電盤(ブレーカーボックス)を開け、該当するエアコンのブレーカーを「切(OFF)」にします。

 ④そのまま約3〜5分間待つ:

 すぐに上げず、内部のコンピューター(マイコン)を完全に放電させてリセットするために数分間放置します。

 ⑤ブレーカーを上げ、運転を再開する:

 ブレーカーを「入(ON)」に戻し、リモコンから再度運転を開始して、点滅が消えるか確認します。

 ※注意

 ブレーカーのオン・オフを何度も繰り返さないでください。コンプレッサーに負担がかかり、完全に故障してしまうリスクがあります。

 このリセット作業を行っても、数分後〜数時間後に再び点滅が始まる場合は、確実に部品の故障や詰まりが発生しています。

 すぐに使用を中止し、先ほどメモした「メーカー名」と「エラーコード」を控えたうえで、弊社にご連絡下さい。迅速にご対応致します。

4)エアコンの吹き出し口が黒い汚れが目立つ

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 店舗やオフィスのエアコンの吹き出し口に黒い点々がついていると、お客様からの見栄えも悪く、衛生面でも悪い印象をあたえることになります。

 この黒い汚れの正体は、エアコン内部で繁殖した「黒カビ」と、空気中の「ホコリ」が結露水によって固まったものです。特に冷房使用時は、冷たい風と室内の暖かい空気がぶつかる吹き出し口(ルーバー周辺)に結露が発生しやすく、カビの絶好の繁殖場所になってしまいます。

 対策は「ご自身でできる応急処置」と「根本的な解決」の2つに分かれます。

 (1)お客様ご自身でできる対策(外側の拭き取り)

 お客様の目に入る部分の汚れをとりあえず落としたい場合は、以下の手順で安全に拭き掃除を行ってください。

 ①必ずエアコンのブレーカーを落とす:感電や怪我の防止。

 リモコンで電源を切るだけでなく、分電盤のブレーカーも落としてください。稼働中に誤ってルーバー(羽)が動くと指を挟む危険があります。

 ②足場をしっかり確保する:脚立は安定した平らな場所に設置。

 天井カセット型の場合は高所作業になります。無理な体勢で作業せず、安全な脚立を使用してください。

 ③中性 or アルカリ性洗剤を含ませた布で優しく拭く:

 薄めた中性洗剤(食器用洗剤など)やアルカリ性洗剤(マジックリンなど)を雑巾に染み込ませ、固く絞ってから汚れを拭き取ります。

 ④水拭きと乾拭きで仕上げる:

 洗剤成分が残らないように水拭きをした後、最後はしっかり乾拭きをして水分を取り除きます。

 ※絶対にやってはいけないこと

 吹き出し口の奥に向かって市販のエアコン洗浄スプレーやアルコールスプレーを直接噴射しないでください。 内部の基板にかかって発火・故障するリスクや、洗い流せなかった成分がカビの新たな栄養源となって悪化するリスクがあります。

(2)根本的な解決(専門業者による分解洗浄)

 実のところ、吹き出し口に黒カビが見えている時点で、エアコンの内部(熱交換器や送風ファン)にはその何倍ものカビがびっしりと繁殖しています。

 外側だけを綺麗に拭いても、風に乗って内部のカビの胞子が常に部屋中に撒き散らされている状態は変わりません。根本的に解決するためには、専門業者に「業務用エアコンの分解洗浄(オーバーホール)」を依頼し、高圧洗浄で内部の汚れを根こそぎ洗い流す必要があります。弊社でご対応致します。

 清掃後は、冷房を使ったあとに「送風運転」を1時間ほど行って内部を乾燥させることで、カビの再発を大幅に遅らせることができます。

5)エアコンをつけても冷えない・暖まらない

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エアコンが冷えない場合、完全に故障しているケースもありますが、「ちょっとしたお手入れや環境の見直し」で解決することも非常に多いです。まずはご自身で確認できる3つのポイントをチェックしてみてください。

(1)フィルターの極度な目詰まり

エアコンは部屋の空気を吸い込んで冷やし、再び部屋に戻す仕組みです。店舗などではホコリや油煙を大量に吸い込むため、フィルターがすぐに目詰まりします。フィルターが塞がっていると、冷たい風を押し出すことができず、全く冷えなくなってしまいます。

(2)エアコン内部のアルミフィン(熱交換器)の目詰まり

「アルミフィン(熱交換器)」は、空気の温度を調整するエアコンの心臓部です。フィルターの奥にある、薄い金属の板がミルフィーユのように密集している部分を指します。

ここが汚れで目詰まりを起こすと、エアコンは「設定温度に到達していない」と判断し、常にフルパワーで働き続けます。これにより電気代が跳ね上がるだけでなく、コンプレッサー(圧縮機)に過剰な負荷がかかり、**高額な部品の故障や水漏れ(ドレンパンの詰まり)**を引き起こす原因になります

(3)室外機周辺の障害物(排熱不良)

エアコンが部屋を冷やす際、室外機からは暖かい熱を外に逃がしています。室外機の吹き出し口の前に荷物が積んであったり、雑草が伸びて塞いでいたりすると、吐き出した熱を再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起き、冷房能力が著しく低下します。

(4)リモコンの設定・エラーの確認

意外と多いのが、誰かが設定を「送風」や「除湿」に変えてしまっていたり、設定温度が高すぎたりするケースです。また、リモコンの画面に「A3」や「U4」などの英数字(エラーコード)が点滅している場合は、機器が異常を検知して冷房運転を強制停止しています。

(5)対策について

脚立などを使って安全を確保した上でパネルを開け、フィルターを取り外してください。掃除機でホコリを吸い取るか、汚れがひどい場合は水洗いをしてしっかり乾燥させてから戻します。これだけで劇的に風量が戻り、冷えるようになるケースが多々あります。

②すでに目詰まりを起こしている場合、ご自身での掃除は不可能です。市販の洗浄スプレーを吹きかけるのは、表面の汚れを奥に押し込むだけで逆効果になり、火災や水漏れの原因になるため絶対にNGです。 早急に専門業者へ依頼し、専用の洗剤と高圧洗浄機でフィンを貫通させるように汚れを根こそぎ洗い流してもらう必要があります。

③室外機の周辺(特に正面)に段ボールや備品などの障害物がないか確認し、風通しを良くしてください。また、夏場の直射日光で室外機自体が熱くなりすぎている場合は、すだれなどで日よけ(排気口は塞がないように注意)をすると効果的です。

④リモコンの設定を確認:運転モードの確認: 「送風」や「除湿」になっていないか、設定温度が適切か確認します。

霜取り運転(暖房時): 冬場、急に温風が止まって「プシュー」という音がしている時は、室外機の霜を溶かす「霜取り運転」中です。故障ではないので、10〜15分ほどそのまま待機してください。

※上記を試しても冷えない場合 冷媒ガス(フロンガス)の漏れや、内部のコンプレッサー(圧縮機)の故障が疑われます。これらは専門業者でないと修理できないため、早急に点検を依頼してください。

6)エアコンをつけたら変な音がする

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異音の種類によって、「汚れが原因で自分で対処できるもの」「部品の故障で修理が必要なもの」に分かれます。まずはリモコンでエラーコードが点滅していないか確認してください。また、今鳴っている音がどれに近いか、確認してみてください。

1)汚れが原因の音(お客様で対処・またはクリーニングで解決可能)
① 「ブウォーン、ゴー」といった音がする場合、フィルターがホコリや油汚れで目詰まりし、空気を無理やり吸い込もうとして風切り音が大きくなっている状態です。対応策として、フィルターを外し、掃除機で吸い取るか水洗いをして目詰まりを解消してください。

②「ボコボコ、ブブブ」といった音がする場合、結露水を汲み上げる「ドレンポンプ」の吸い込み口に、スライム(カビや汚れの塊)が詰まりかけている音です。放置すると水漏れ(エラー停止)を起こすため、早急に業者へ「分解洗浄」を依頼してください。

(2)部品の故障・摩耗(修理業者への依頼が必要)
①「キュルキュル、キーキー」といった音がする場合、送風ファンを回すモーターの「ベアリング(軸受け)」が摩耗し、潤滑油が切れて金属同士が擦れている音です。使用を中止し、早急に修理業者へ「ファンモーターの交換」を依頼してください。

②「カラカラ、ガガガ」といった音がする場合、内部の送風ファンの羽が折れてケースに接触しているか、ネズミなどの小動物が侵入して異物が当たっている音です。非常に危険なので、すぐにブレーカーを落として運転を停止し、点検を依頼してください。

2.空調関係でお困りのお客様

1)店舗内やお部屋の換気が悪く、カビ臭い

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カビ臭さの原因は、単に「風通しが悪い」だけでなく、「空気が滞留する場所」と「湿気・カビの発生源」がセットになっていることがほとんどです。原因を特定し、空気の流れを強制的に作ることが解決の近道になります。

(1)カビ臭さと換気不良の主な原因

換気扇・吸排気口の目詰まり店舗には必ず換気設備がありますが、フィルターやファンがホコリ・油汚れで目詰まりしていると、空気を外に排出できなくなります。特に厨房やトイレの換気扇が機能していないと、湿気とニオイが店舗全体に逆流してしまいます。

エアコン内部のカビ換気が悪く湿度が高い店舗では、エアコン内部がカビの温床になりやすいです。エアコンをつけると余計にカビ臭くなる場合は、エアコン自体がカビの胞子を店内に撒き散らす「発生源」になっています。

レイアウトによる「空気の死角」背の高い什器やパーテーションが窓や換気口を塞いでいると、店舗の奥や隅のほうに空気が全く動かない「死角」が生まれます。こうした場所に湿気が溜まり、壁紙やカーペットの裏でカビが繁殖します。

布製品の吸湿店舗内のカーペット、カーテン、布張りのソファなどは湿気とニオイを非常に吸い込みやすい性質があります。一度カビ菌が定着すると、表面を拭いただけではニオイが取れません。

2)すぐにできる対策(換気効率の改善)

まずは店内の空気を強制的に入れ替え、湿気を外に逃がす仕組みを作ります。

①2ヶ所の開口部を作る:入り口と一番遠い窓を開ける。

風は「入り口」と「出口」の2ヶ所がないと通り抜けません。入り口のドアを開けたら、対角線上にある窓や勝手口も必ず開けてください。

②サーキュレーターや扇風機を配置する:風の出口に向けて風を送る。

窓が1つしかない場合や風が弱い場合は、サーキュレーター(または扇風機)を使います。開けた窓(出口)に向かって室内の空気を押し出すようにサーキュレーターを配置すると、強制的に空気が外へ排出されます。

③換気設備のフィルターを清掃する:

天井や壁にある吸排気口(レジスター)や換気扇のフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取ります。これだけで換気量が劇的に回復することがあります。

④空気が滞留する場所のレイアウトを変える:

店舗の隅や、カビ臭さを強く感じる場所の近くにある大きな棚や荷物を少し移動させ、空気の通り道を確保してください。

(3)根本的な臭いの除去対策

換気を良くしてもニオイが残る場合は、すでにカビが定着してしまっているため、以下の対策が必要です。

① エアコンの分解洗浄: エアコンの吹き出し口を覗いて黒い点々(カビ)が見える場合は、業者による内部の高圧洗浄が必要です。

② 換気扇・給排気口の清掃:換気扇や給排気口が目詰まりを起こしている場合、業者による分解清掃が必要となります。

② 除湿機の導入: 地下店舗や窓が開けられない環境の場合は、業務用の大型除湿機を設置して、カビが繁殖できない湿度(60%以下)を保つのが最も確実です。

③ 布製品の洗浄・撤去: ニオイが染み付いたカーペットなどは、スチームクリーナーで洗浄するか、可能であれば拭き掃除がしやすい塩ビタイル(クッションフロア)などに変更することをおすすめします。

2)給排気口からホコリが落ちてくる

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ホコリが落ちてくる原因は、主に「フィルターの許容量オーバー」によるものです。

(1)ホコリが落ちてくる主な原因

フィルターの目詰まり(限界突破)給排気口の内部には、外気や室内のホコリをキャッチするためのフィルターが入っています。このフィルターがホコリで完全に塞がってしまうと、キャッチしきれなくなったホコリが塊となって溢れ出し、風に乗ってポロポロと落ちてきます。

ダクト(配管)内部の汚れ築年数が経過している建物の場合、フィルターを通り抜けた微小なチリが、天井裏を通るダクトの内部に長年蓄積していることがあります。これが強い風量の時に一気に吹き出してくるケースです。

(2)お客様でできる対策

まずは、カバーの表面と内部のフィルターを掃除してリセットしましょう。

①足場を確保し、マスクとメガネを着用する:

天井付近の作業になるため、安定した脚立を用意します。また、作業中にホコリが降ってくるため、必ずマスクと目を保護するメガネを着用してください。

②表面のホコリを掃除機で吸い取る:

カバーを外す前に、まずはそのままの状態で、表面のスリットに付いているホコリを掃除機(ブラシ付きノズルがおすすめ)で吸い取ります。いきなり水拭きするとホコリが固まって取れなくなります。

③カバーを外し、フィルターを水洗いする:

カバーを取り外し、中に入っているフィルターを取り出します。水洗いできるタイプであれば、中性洗剤で優しく洗い、完全に陰干しして乾燥させます(※使い捨てタイプの場合は新品に交換します)。

※注意(ダクト内部の汚れについて) フィルターやカバーをピカピカにしても、数日ですぐに黒いススのようなホコリが大量に降ってくる場合は、天井裏のダクト内部が重度に汚れている可能性が高いです。この場合はご自身での清掃は不可能なため、専門業者による「ダクト清掃」をご検討ください。

3)店舗スタッフがエアコンフィルターを清掃しているが、部品をよく壊してしまう

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店舗用のエアコン(特に天井カセット型など)は、プラスチック部品が多く使われているため、「力加減」と「構造の理解」が少しでもずれると簡単に破損してしまいます。

よくある破損の原因と、店舗で徹底すべき対策は次の通りです。

(1)部品を壊してしまう主な原因

「力任せ」に引っ張っている(構造を知らない) エアコンのパネルやフィルターは、必ず「スライドさせる」「ストッパー(爪)を押しながら引く」といった特定のロック解除手順があります。これを「ただ引っ張れば外れる」と勘違いし、力ずくで引っ張ることでプラスチックの爪が根元から折れてしまいます。

脚立での無理な体勢(斜めからの力) 天井のエアコンを掃除する際、脚立の位置が悪かったり高さが足りなかったりすると、無理に手を伸ばして「斜め方向」に力が入ってしまいます。フィルターやパネルは「垂直・平行」に抜き差ししないと、レールが歪んで割れてしまいます。

プラスチックの経年劣化 店舗のエアコンは稼働時間が長く、熱や紫外線(蛍光灯など)に常に晒されているため、数年経つとプラスチックの柔軟性が失われ、おせんべいのようにパキッと割れやすくなっています。

誤った洗い方(熱湯や洗剤の誤用) 「汚れをしっかり落とそう」と、フィルターを熱湯で洗ってプラスチックの枠を熱変形(グニャグニャ)させてしまったり、強力な業務用アルカリ洗剤を直接パネルにかけてヒビ割れ(ケミカルクラック)を起こしたりするケースも多いです。

(2)お客様でできる対策(ルールの導入)

スタッフ個人の気をつけてもらうだけでは限界があるため、店舗の「作業ルール」として以下の仕組みを導入することをおすすめします。

①「清掃マニュアルや手順書」を作成し、スタッフが良く見えるところに

口頭で「気をつけて」と言うのではなく、エアコンの機種ごとに「どこを押して外すか」を写真付きで示した簡単なマニュアルを1枚作成し、バックヤードや脚立の保管場所に貼っておきます。」

②「引っかかったら一度戻す」を鉄則にする

スタッフに一番徹底させたいルールです。「少しでも硬い、引っかかる感じがしたら、絶対にそれ以上力を入れず、一度元の位置に戻してやり直す」というルールを共有してください。正しい手順と角度であれば、力はほとんど必要ありません。

③清掃環境と道具の指定(やってはいけないことの明記)

洗い方による破損を防ぐため、以下の条件をマニュアルに明記します。

  • 足場: 必ず両足がしっかり乗る安定した脚立を使う(椅子などの代用は禁止)。
  • 温度: 洗う時は「40度以下のぬるま湯」を使用する(熱湯は絶対NG)。
  • 洗剤: 「中性洗剤(食器用など)」のみを使用する。
  • 洗い方: フィルターの「裏側」からシャワーを当ててホコリを押し出す(表から当てるとホコリが目に詰まり、ブラシで強く擦って網目を破ってしまうため)。

すでに爪が折れてパネルが落下しやすくなっている場合は、お客様の頭上に落ちる危険があるため、テープ等で補修するのではなく早急にメーカーへ「部品の取り寄せ・交換」を依頼してください。

(3)スタッフへの教育と負担が大きいと考えた場合

フィルターの枚数が多く、スタッフへの教育と負担が大きいと考えた場合、専門業者への依頼をご検討下さい。弊社でも承れます。

3.床・壁の汚れ関係でお困りのお客様 

1)床の汚れやシミが目立つ

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毎日掃除をしていても汚れが目立ってしまう場合、単なる清掃不足ではなく、環境や床の保護状態に原因があることがほとんどです。

店舗の床の汚れが目立ってしまう主な原因と、その対策は次の通りです。

(1)床の汚れが目立つ3つの主な原因

外部からの土砂・水分の持ち込み: 店舗の汚れの約8割は、お客様の靴底に付着した外の泥、砂、雨水が原因と言われています。これが店内に広がり、乾燥して粉を吹いたり、靴で踏み固められて黒ずみになったりします。

ワックスの劣化と細かい傷: 毎日多くの人が歩いたり、椅子や台車を引きずったりすることで、床を保護しているワックス層に無数の細かい傷がつきます。この傷の中に細かい砂や排気ガスの黒煙が入り込むと、いくら表面を拭いても黒ずみが落ちなくなります。

業種特有の汚れの蓄積: 飲食店であれば厨房から足の裏で運ばれる「油汚れ」、美容室であればカラー剤やスプレーの「化学成分」、アパレルであれば衣類から出る「大量の繊維ホコリ」など、業種ごとに床に落ちる汚れの性質が異なり、それぞれ特有のベタつきや黒ずみを引き起こします。

日常清掃を頑張っても全体的に黒ずんで床がくすんで見える場合は、床材そのものではなく「表面のワックス自体が汚れを抱き込んで黒く変色している」状態です。

(2)根本的な解決策(定期メンテナンス)

定期的なワックスがけ(表面洗浄): 機械で表面の汚れだけを薄く削り取り、新しいワックスを1〜2層塗り重ねてツヤと保護力を復活させます。(目安:数ヶ月〜半年に1回)

古いワックスの剥離(はくり)作業: 長年ワックスを塗り重ね続けると、下の層に閉じ込められた汚れで床が黒光りしてしまいます。数年に1度は、強力な専用洗剤で古いワックスを根こそぎ溶かして「すっぴんの床」に戻し、ゼロからワックスを塗り直すリセット作業が必要です。

2)カーペットに染み付いた汚れが中々落ちない

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カーペットの汚れが中々落ちないのには、繊維の奥深くに隠された明確な理由があります。原因と、汚れの性質に合わせた正しい対策を解説します。

(1)カーペットの汚れが落ちにくい4つの原因

時間が経過して「酸化」している: 汚れは空気に触れて時間が経つと酸化し、繊維と強固に結びついて変色します。こうなると、ただの水拭きでは全く歯が立たなくなります。

ゴシゴシ擦ってしまった(間違った処置): 汚れを落とそうと雑巾で力強く擦ると、汚れを繊維の奥底へ押し込み、さらに周囲へ広げてしまう逆効果になります。

汚れと洗剤の成分が合っていない: 汚れには「水溶性」「油溶性」「不溶性」などがあり、それぞれ効果的なアプローチが異なります。油汚れに水だけを使っても弾かれてしまい落ちません。

温度のミスマッチ: 例えば血液や牛乳などの「タンパク質汚れ」にお湯を使ってしまうと、目玉焼きが固まるように繊維の中で汚れが凝固してしまい、落としにくくなります。

(2)カーペットの汚れやシミを落とす方法

プロの清掃業者が行うカーペットクリーニングは、家庭でのタオルを使った拭き取りとは根本的に異なり、「専用の洗剤で汚れを分解し、機械を使って繊維の奥から洗い流しながら同時に汚水を強力に吸い取る」というダイナミックなアプローチをとります。

主に以下の4つのステップで、蓄積した汚れや頑固なシミを根本からリセットします。

①ドライバキュームと前処理(シミ抜き)

  • 強力な吸引: まずは業務用の強力な掃除機(アップライトバキュームなど)を使用し、パイル(毛足)の奥に潜む砂埃や髪の毛、ダニなどを徹底的に吸い出します。濡らす前に固形物を除去することが鉄則です。
  • シミの特定とピンポイント処置: コーヒー、ワイン、血液、油など、シミの種類をプロの目で特定します。その汚れにのみ反応する専用の「シミ抜き剤」を塗布し、汚れをあらかじめ浮かせておきます。

②洗浄剤の塗布とブラッシング(ポリッシャー)

  • 洗剤の散布: カーペット全体に、汚れを包み込んで分解する専用の洗浄剤を噴霧します。
  • 機械による物理的な擦り洗い: 「ポリッシャー」と呼ばれる、円盤状の専用ブラシが回転する機械を使用します。洗浄剤を繊維の奥深くまで揉み込みながら、歩行によって踏み固められた皮脂汚れや泥を物理的に剥がし落とします。

③エクストラクター(リンサー)による「すすぎ洗い」

ここが家庭での掃除とプロの技術の最大の違いです。

  • 水 or お湯の噴射と強力吸引: 「エクストラクター」という大型の専用機を使用します。この機械の先端(ウォンド)から、水 or 高温のお湯を高圧でカーペットの奥まで噴射し、汚れを完全に溶かし出します。
  • 汚水の完全回収: お湯を噴射した直後、同じノズルから強力なバキューム機能で汚水を一気に吸い上げます。カーペットを敷いたまま「丸洗い」している状態になり、洗剤成分も一切残しません。吸い上げた水は真っ黒な泥水となってタンクに回収されます。

④ 目立て(グルーミング)と強制乾燥

  • 毛並みの修復: 洗浄によって寝てしまったパイル(毛足)を、専用のブラシ(カーペットレイキ)を使って真っ直ぐに立たせます。これにより、見た目の美しさとふんわりとした踏み心地が復活します。
  • ブロアーによる速乾: カーペットが濡れたままだとカビや生乾きの悪臭の原因になります。業務用の大型送風機(ブロアー)を配置して強力な風を当て、短時間で一気に乾燥させます。

3)床がヌメヌメして滑りやすい

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特に飲食店などで発生しやすい、店舗特有の「床のヌメリ・滑り」の原因と対策について解説します。

(1)ヌメヌメ・滑りが発生する主な原因

厨房からの油の持ち出し(最も多い原因): 厨房の床に落ちた油をスタッフが靴底で踏み、そのままホール(客席)へ歩き回ることで、油汚れが店舗全体の床にスタンプのように塗り広げられてしまいます。

オイルミスト(油煙)の落下: 焼肉店、ラーメン店、鉄板焼き店などでは、調理中の油が煙(ミスト)となって空気中を漂い、それが冷えて床に降り注ぐことで、全体が均一にベタベタ・ヌルヌルになります。

汚れたモップでの拭き広げ: 掃除の際、モップの洗い方が不十分だったり、バケツの水を何度も替えずに同じ水で拭き続けたりすることで、モップが吸った油汚れを逆に床へ塗り広げてしまっている状態です。

洗剤成分やワックスの劣化: 油汚れを落とすために強いアルカリ洗剤を使い、その後の「水拭き(すすぎ)」が不十分だと、残った洗剤成分が湿気を吸ってヌルヌルと滑るようになります。また、古いワックスが油を吸い込んで軟化しているケースもあります。

(2)対策と清掃オペレーションの改善

ヌメリを解消するには、日常の清掃手順を見直し、油分を完全に断ち切る仕組みを作ることが重要です。下記の、図表1.を参照してください。

(3)根本的な解決策(業者によるメンテナンス)

日常清掃を改善してもヌメリが取れない場合、床の表面の「ワックス」自体が油を吸い込んで変質し、ゼリー状に劣化している可能性が高いです。

この状態になると表面をいくら拭いても解決しないため、清掃業者に依頼して「剥離(はくり)作業」を行う必要があります。強力な専用洗剤で古いワックスを油汚れごと全て溶かして取り除き、その上で飲食店の環境に適した「耐油性ワックス」を新たに塗布することで、安全で清潔な床を取り戻すことができます。

図表1.日常の対策アクションと方法

対策アクション具体的な方法と効果
厨房とホールの境界対策厨房の出入り口に「吸油マット」を敷き、靴底の油を物理的に拭き取ります。理想は厨房用とホール用の靴を分けることです。
洗剤洗いと徹底した「水拭き」油汚れには「アルカリ性洗剤」や「床用の中性洗剤」を使用します。汚れを浮かせた後は、必ず綺麗な水で固く絞ったモップで2回以上水拭きをし、洗剤成分を一切残さないことが鉄則です。
モップとバケツのルール化バケツの水が少しでも濁ったらすぐに新しい水に替えます。また、モップ自体が油を含んで黒ずんでいる場合は、洗剤でモップを洗うか新品に交換しないと意味がありません。
お湯(温水)の使用油は冷えると固まり、温めると溶ける性質があります。モップ掛けのバケツの水を「40〜50度のお湯」にするだけで、油汚れの落ちやすさが劇的に向上します。

4.ガラス・鏡の汚れ関係でお困りのお客様

1)店舗スタッフにガラスを拭いてもらっているが、拭きムラがあり汚い

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店舗のガラスに拭きムラ(白いスジやギラつき)が残ってしまうのは、スタッフさんの「頑張り」や「力加減」が足りないからではありません。実は、「使っている道具」や「拭き方のルール」に原因があることがほとんどです。

一生懸命拭いているのにかえって汚く見えてしまう、代表的な原因と具体的な対策を解説します。

(1)拭きムラができる4つの原因

水分の「自然乾燥」 水拭きをした後、ガラスについた水分が自然に乾くのを待ってしまうと、水道水に含まれるカルキ(ミネラル成分)が白く浮き出てスジになります。

雑巾の「柔軟剤」や「油分」 店舗のタオルを洗濯する際、柔軟剤を使っていませんか? 柔軟剤には繊維をコーティングする成分(油分)が含まれており、これを使ってガラスを拭くと、油膜となってギラギラしたムラを引き起こします。

洗剤の「直接噴射」と「拭き残し」 ガラスクリーナーを直接ガラスに吹きかけると、液ダレした部分に洗剤が濃く残り、それをタオルで引き伸ばすことで白く曇ってしまいます。

「円」を描くような拭き方 車のワックスがけのようにグルグルと円を描いて拭くと、一度拭き取った汚れを再びガラスに擦りつけることになり、ムラが全体に広がります。

(2)お客様でできる拭き方のオペレーション(スタッフへの指導手順)

以下の手順をマニュアル化し、スタッフに共有してください。

①洗剤や水は「クロス」に吹きかける:液ダレと洗剤残りを防ぐ。

ガラスに直接スプレーするのではなく、水拭き用のマイクロファイバークロス側に吹きかけてから拭き始めます。

②「コの字型」に、上から下へ一方向に拭く:汚れを下に落としていく。

円を描くのはNGです。一番左上からスタートし、右へ真横に拭く→少し下げて左へ真横に拭く……というように、「コの字(Zの字)」を描きながら上から下へ一方通行で拭き下げます。

③水気が乾く前に「即・乾拭き」をする:ここがムラを防ぐ最大のポイント。

水拭きをした水分が自然乾燥する前に、もう1枚の「乾いたクロス」を使って、全く同じ「コの字型」の軌道で素早く乾拭きをして仕上げます。

(3)お客様で作業する負担が大きい場合、業者にお任せください

プロの清掃業者が行うガラス清掃は、タオルで何度もゴシゴシ拭くようなことはしません。「洗剤で汚れを浮かせ、ゴムブレードで一気に汚水を切り落とす」というアプローチをとるため、拭きムラが全く残らず、圧倒的なスピードで仕上げることができます。清掃業者の作業手順は次の通りです。

周辺の養生と除塵 いきなり水で濡らす前に、サッシの溝に溜まった砂埃をブラシで払い落としたり、足元に汚水が垂れないようにタオルや養生シートを敷いたりして準備を整えます。

洗浄液の塗布とこすり洗い バケツに水とガラス用中性洗剤(ごく少量)を作り、ウォッシャーにたっぷりと含ませます。ガラス全体に洗浄液を塗り広げながら、表面の砂埃や排気ガスなどの汚れを優しくこすり洗いして浮かせます。

固着汚れの削り落とし ウォッシャーで擦っても落ちない鳥のフン、虫の死骸、テープの糊跡などがある場合、ガラスが濡れて滑りやすい状態のまま「ガラス用スクレーパー」を当て、物理的に汚れを削り落とします。

スクイジーによる水切り(最重要工程) 汚れが浮いた洗浄液が乾く前に、スクイジーを使ってガラス表面の水分を一気に切っていきます。上から下、または左右に一定の力を保ちながら動かし、汚水をガラスから完全に分離させます。1ストロークごとに、スクイジーのゴムについた水分をクロスで拭き取るのが、スジを残さない鉄則です。

窓枠・四隅の仕上げ拭き スクイジーの構造上、どうしてもガラスの四隅や端(サッシとの境目)にわずかな水分が残ってしまいます。この残った水滴を、乾いたマイクロファイバークロスで指先を使ってなぞるように丁寧に拭き取って完成です。

      2)埃でガラスが汚れて見える

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      店舗スタッフによる日常的な清掃を行っているにもかかわらず、ホコリや汚れが目立つ場合は、ガラス清掃を専門業者に依頼した方が宜しいかと思います。

      定期清掃の外注化: 「月に1回」または「2ヶ月に1回」だけプロの清掃業者に依頼し、高所も含めてガラス全体を完璧にリセットしてもらいます。プロが仕上げた直後は汚れがつきにくくなるため、スタッフは「低い位置の指紋をクロスで軽く拭くだけ」という運用に徹することができます。

      3)水垢でガラスや鏡が白く汚れて見える

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      この白い汚れの正体は「水垢(ウロコ汚れ)」と呼ばれるもので、単なるホコリや油汚れとは発生のメカニズムが異なるため、専用のアプローチが必要です。

      (1)ガラスや鏡が白く汚れる原因

      水道水や雨水に含まれるミネラル成分: 水の中には、カルシウム、マグネシウム、ケイ素(シリカ)などのミネラル成分が含まれています。

      水分の蒸発と結晶化: ガラスや鏡についた水滴が自然乾燥すると、水分だけが蒸発し、ミネラル成分だけが表面に白く取り残されます。

      汚れの石灰化(ウロコ化): 濡れては乾くことを長期間繰り返すうちに、残ったミネラル成分が石のようにカチカチに結晶化し、ガラスと一体化するように強力に結びついてしまいます。トイレや手洗い場の鏡の場合は、ここに石鹸カスや皮脂が混ざることでさらに頑固になります。

      (2)進行度別の対策と落とし方

      水垢は「アルカリ性」の汚れです。そのため、普通のガラスクリーナー(中性や弱アルカリ性)では落ちません。反対の「酸性」の力で溶かすか、「物理的」に削り落とす必要があります。

      汚れの進行度状態の目安対策・使用するアイテム
      初期(軽度)濡れたタオルで拭くと一時的に消えるが、乾くとまた白く浮き出てくる。クエン酸や酸性洗剤: クエン酸水(水200mlに小さじ1)をスプレーし、上からラップを貼り付けて15分ほどパックします。汚れが柔らかくなったらスポンジで擦り落とし、最後にしっかり水拭きと乾拭きをします。
      末期(重度)爪でカリカリと擦ると引っかかりを感じる。石のように固まっている。専用の研磨剤やダイヤモンドパッド: 「酸化セリウム」などの微粒子研磨剤や、鏡専用の人工ダイヤモンドパッドを使用し、水で濡らしながら優しく円を描くように物理的に削り落とします。※濡れが不足していたり、強く擦りすぎると傷が目立つ原因になります。

      (3)水垢を防ぐ日常の予防策

      水垢を発生させない最大の防御策は、「ガラスや鏡に水滴を残したまま自然乾燥させないこと」に尽きます。

      水切り(スクイジー)の徹底: 窓ガラスの清掃時や雨上がりには、スクイジー(水切りワイパー)を使って水分を一気に切り落としてください。

      完全な乾拭き: トイレや洗面台の鏡は、水ハネに気づいたスタッフがその都度、乾いたマイクロファイバークロスで水分を完全に拭き取るルールを徹底するだけで、水垢は一切発生しなくなります。

      ※ 絶対にやってはいけない注意点 鏡やガラスの表面に「くもり止めコーティング」や「飛散防止・UVカットフィルム」が貼られている場合、酸性洗剤やダイヤモンドパッドを使うとコーティングが剥がれ、取り返しのつかない傷がついてしまいます。作業前に必ず仕様を確認してください。

      (4)お客様で作業する負担が大きい場合、業者にお任せください

      プロの清掃業者が行うガラスの水垢(ウロコ)落としは、市販の洗剤でゴシゴシ擦るのとは次元が異なります。ガラスの素材を傷つけずに、石のように固まったミネラル成分だけを的確に落とすため、「強力な酸性ケミカル(化学の力)」と「専用の微粒子研磨(物理の力)」を組み合わせた特殊な工法を用います。

      具体的な清掃手順は、以下の5つのステップで進められます。

      ①状態確認と徹底した養生(保護)

      まずはガラスに飛散防止フィルムや撥水コーティングが貼られていないかをプロの目で確認します。その後、使用する強力な酸性洗剤や研磨剤がサッシ(アルミ枠)や外壁、床に垂れて変色・腐食を起こさないよう、周辺をビニールやテープで厳重に覆い隠します(養生)。

      ②酸性ケミカルによる「溶解」

      プロ用の強力な酸性洗剤(特殊な酸が配合された業務用水垢落とし)を、ガラス全体や水垢のひどい部分に塗布します。すぐに擦るのではなく、洗剤が乾かないように気をつけながら数分間放置し、カチカチに結晶化した水垢を化学の力で柔らかく溶かします。

      ③専用研磨剤と機材による「物理研磨」

      酸で柔らかくなった水垢を、ガラス自体には傷をつけない専用の機材で削り落とします。

      • 軽度〜中度の水垢: 傷のつきにくい専用の研磨パッド(白パッドなど)を使い、手作業で丁寧に擦り落とします。
      • 重度の水垢(シリカスケール): ガラスの主成分と同じ「酸化セリウム」という特殊な微粒子研磨剤を使用し、電動のポリッシャー(回転研磨機)を使って均一に磨き上げます。

      ④洗浄成分の中和と大量の水洗い

      水垢が完全に落ちたら、酸性成分がガラスやサッシに残らないよう、中性洗剤などを塗布して「中和」させます。その後、たっぷりの水で研磨剤と洗剤を根こそぎ洗い流します。このすすぎを怠ると後からガラスが白濁・劣化(酸焼け)してしまうため、非常に重要な工程です。

      ⑤スクイジーでの水切りと仕上げ拭き

      最後に、プロ用のスクイジー(水切りワイパー)を使ってガラス表面の水分を一気に切り落とします。四隅やサッシのフチに残ったわずかな水滴を、乾いたマイクロファイバークロスで丁寧に拭き取り、拭きムラや削り残しがないか様々な角度から光を当てて最終確認をします。

      このように、プロの水垢落としは単なる「拭き掃除」ではなく、「ガラスの表面をミクロのレベルで磨き直す」ような非常に繊細で専門的な復元作業になります。

      5.厨房関係でお困りのお客様

      1)厨房機器の頑固な油汚れと焦げ付きが目立つ

      2)店舗内が臭い

      3)グリストラップ清掃をあまりできていないくて、臭い

      4)良く排水管が詰まってしまう

      5)厨房の床がヌメヌメして滑りやすい

      6)害虫や害獣が良く出没する

      7)営業前や閉店後に店舗スタッフに清掃をお願いしているが、負担が大きいのでどうにかしたい

      6.ビル・マンション・アパート管理でお困りのお客様

      1)ビルのエントランスが汚れて見える

      2)業者にお願いしているが、あまり綺麗になっていない

      3)ゴミ捨て場がよく汚れている

      4)共用通路の汚れが目立つ

      5)ガラスが汚れて見える

      6)外壁が汚れている